先日、こちらの記事でも話題にした育成年代でのヘディング指導について。
5/14に日本サッカー協会(JFA)からオフィシャルのガイドラインが前日の理事会で承認されたとして、発表されました。

ヘディングに関わるリスクを避けるために、「禁止」するのではなく、「正しく恐れ」より適切な方法によるヘディングの習得を目指す。
子どものサッカーにおいて、ヘディングの頻度は低く、ゲームでの最重要の要素ではないが、安全の観点も含めて正しい技術の習得が将来に向けて必要である。またコーディネーションの発達、技術習得の観点から、幼児期からヘディング習得のためのトレーニングや指導は必要である。そこで、安全に、脳へのダメージが小さい強度・方法で、幼児期より段階的にヘディングを習得するガイドラインを作成する。
子どもの安全を守るために、全ての指導者がこのガイドラインを理解し、指導することが大切である。現時点ではヘディングに関わるリスクについては、その科学的な根拠は十分ではない。今後の医・科学研究の報告を十分にフォローしながら、本ガイドラインは常にアップデートされる。
「禁止」にするのではなく、「正しく恐れ」ということ、
今後の医・科学研究の報告を十分にフォローしながら、本ガイドラインは常にアップデートされるという部分にしっかり着目して、今後も学んでいく必要がありますね。
詳細は以下リンクに。19ページに渡るPDFファイルがアップされています。
https://www.jfa.jp/about_jfa/report/PDF/h20210513_02.pdfとはいえ、サッカーにヘディングは欠かせない技術でありますから、
ただ避けるだけではなく、必要な段階で、その年代に合わせた導入をしていくことが重要になります。
その意味でも、今回発表された文書には、ヘディングのリスクから年代ごとの具体的なトレーニング方法、推奨する用具・ボールの紹介、元日本代表選手による習得のコツまで入っていますから、とても参考になるものだと思います。
リスクに対する考え方や、推奨指導法は時代の流れとともに変化していきますが、
情報を取り入れ、うまくトレーニングに落とし込んでいくことを継続していく必要がありますね。
コメント